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前回のG調に引き続き、おそらく二胡で習うであろう3つめの調として、今回はF調の解説をしていきます。

F調の特徴としてあげられるのは、大きく2つ。
D調、G調で最初に構える第1ポジションより、掴む位置(ポジション)を半音下げる位置に構えること。
そしてもう1つは一・二・三指の3本指が全て全音程差であるということ。

今回は後者の方にフォーカスを当てていきたいと思います。

F調をやり始めたときに、自分でも分かりやすい “やりにくさ” を感じられると思いますが、“音程が外れやすい” ことが顕著になることかと思います。

この原因として、“ほんの少しの音程のズレ” が積み重なると、大きくズレる結果となってしまう…ということに原因があります。
そしてこの “ほんの少しの音程のズレ” は自分で検知できれば調整可能なのですが、ほんの少しな為に判別が難しいのです。

さらにその原因を掘り下げていくと “ほんの少しの音程のズレ” の更なる原因として、三指の音程を、左手の形を傾けて取りにいき、三指から戻るときに、その傾けた手の形が元に戻らないまま一・二指を置いたときに、その音程は微妙に高くなっている…というものです。

その為には、やはりD調の基礎の時と同じことが言えます。
左手の形を変えずに二・三指間を音程差分広げられるかどうか?ということです。

この時、楽器経験者ではない限り、二・三指を左手の形を変えずに広げるのは、薬指の手の甲に走っている筋が痛くなってしまうかと思います。
そして、ここの筋が伸びないので手の形を変えて音程を取る原因になるのです。

これは継続的な柔軟体操で痛くなく広げられるようになってきます。
私も楽器未経験でしたので、これをやっていくことで今現在は全く痛くなくF調音程を構えられるようになりました。

その方法を動画で紹介しています。

動画をどうぞご覧ください。

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