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音色のシリーズ、今回がこのシリーズの最終回となります。
これまでやってきた音色の知識と弾き分け方を、実際の曲ではどのような場面で活かすのか?を解説します。

下に例を2例挙げてみました。
1.曲のシーンが転換するところ
・Aメロ(もしくはBメロ)からサビに変わる箇所
・Aメロ(もしくはBメロ)から落ちサビに変わる箇所
2.ロングトーン
・直線的な音色(や音量)にしない

他にも音色を変えたい箇所はありますし、挙げだしたら細かいところなどは沢山ありますが、理解しやすく大きく変えたいところの例を2つ挙げさせていただきました。

1.の方はおとなしいシーンで始まったAメロ(もしくはBメロ)から、サビでシーンが盛り上がる場面へと転換するとき、音量だけではなく音色も変えられると、そのシーンがよりドラマチックな印象を与えられます。
サビで盛り上がるために冒頭部分は敢えて太い音にはせず、細い音色でしっとり感を出し、そしてサビに鳴ったときに太い音色でそれまでとの差異をしっかり弾き分けていけると良いですね。
逆に曲には落ちサビというのが存在し、そのような曲はサビでは逆に盛り上げずにきぃくの温度が低くなる演出をしています。
その場合は先述との逆をやる形になります。

2.の方は何も意識しないでロングトーンを運弓した場合、直線的な音になりがちです。
それをもしロングトーンで音色や音量がコントロールできれば、聴く人の関心を寄せられる演奏表現に変貌します。

以上の2例を、演奏動画を実例に挙げて解説していきます。
それではどうぞご覧ください。

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