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2021年の11月で音色のシリーズは一時中断しましたが、12月にご質問にお答えするコーナーも年内に終え、年を開けてから音色のシリーズを再開いたしました。

さて、今回は最初の回から時間が経ってしまったので、これまでのおさらいから話しています。

音色の正体とはどういうものなのか?
こちらの解説は過去の動画をご覧いただくこととして、演奏でコントロールできない音色には2種類があり、その内のひとつ “環境に依存する音色” は昨年11月に解説しました。
今回はその内のもう1つ、演奏の前に事前に調整可能な音色として、楽器の材質や形状による音色の違いを解説しています。

二胡本体の材質には代表的なものとして、紫檀、黒檀、老紅木、紅木などが挙げられますが、他にも二胡には色んな樹種が使われています。
ギターやバイオリンでは使う材質は限られていますが、二胡はその辺が面白いと思います。

その他にも形状ですね。
代表的なのは六角形ですが、最近少なくなった八角形、その他にも偏八角というものもあります。
そもそもは円形だったのです。
二胡はまだまだ色んな可能性を模索して、研究されている状態でもあると言えます。

本体以外に使われる部品でも音色は変わります。
弦、松脂、弓、千斤、そして代表的なのは駒ですね。

今回の動画では、音色が特徴的に大きく変わるのが感じられる、二胡本体の材質と形状、そして駒の材質による音色の違いを、実際に録音して聴き比べていただこうという内容になります。

明らかに音色の善し悪しは存在するのですが、今回の動画は音色の審査やレビューをする類のものではなく、材質によってどうのように音色が特徴づけられるのか?を主旨としています。

自分の好きな音色を見つけ、今後の自分の二胡の音を選ぶ参考になればと思います。

今回も長尺になりましたので、2回に分けさせていただきました。
音は実際に聴いてみないと伝わりません。
是非”動画をご覧いただき、聴き比べてみてください。

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