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いただいたご質問に、今年の内にお答えしようのシリーズ2本目になります。

前回からの続きになりまして、演奏表現のしかたには、技術の分野と創造の分野があると解説した上で、前回ではそのうちの技術分野にあたる「小さい音の出し方」と「クレッシェンド」のやり方を解説しました。

今回はそれらの技術をどうやって演奏表現に組み込むのか?という解説をしています。
改めてご質問の内容を掲載いたします。

初めてメールします。
結論 感謝メールです。 
「二胡ッとチャンネルの動画6シリーズ」の説明が嬉しくて、メールします。
今まで解らなかった右腕の全般が分かりました。
弓の支え方、外弦、内弦での指の切り替え、右手首、右肘の動かし方に納得がいきました。
これが知りたかった‼
(今まで,カルチャー、購入したDVD等で解説していたには、型のような気がします。)
なるほど‼ これだ‼ という思いです。
これからの左手シリーズ楽しみです。
ついでに曲の表情の付け方も詳しく動画アップ希望です。厚かましくて申し訳ありません。
アマチュアの「のっぺら弾き」卒業に向け大いに観させて頂きます。
沢山書きたいのですが、長くなりますのでここまでにします。
二胡歴 5年に突入 72才 埼玉県在住 一生の友になりそうな二胡です。

という内容です。

そこでお答えしているのが、演奏の表現をする際に「どういう計画を立てるか?」というお話しをしています。
この動画ではプランニングと言っています。

音楽表現は、ボリュームのコントロールをして、変化させることが一番重要な要素です。
そのボリュームのプランニングをするのです。

どこを一番盛り上げたいのか?というところをマックス音量のピークにするとしたら、その他の部分の音量を下げて弾かないと、クライマックスの盛り上がりがいまいち盛り上がりません。
その為に、曲の全体を通して計画を立てていきます。

一番分かりやすい一例として取り上げたのが、物語における「起承転結」です。
この大きな枠組みでの大まかな設計の中で、フレーズ単位でのボリュームのコントロールもできれば、なおベターです。

そこで今回の動画ではその一例を、曲の演奏を通して解説しています。
同じ曲を2種類の演奏で聴き比べていただけます。
さらにその演奏にボリュームの音波形を表示して、どのように設計して、ボリュームをコントロールしているか?を視覚的に捉えていけますので、理解しやすい形になっているのではないでしょうか。

動画が長尺になりましたので、2本に分けさせていただきました。
その1とその2,どうぞ最後までご覧ください。

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