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今回も音程を滑らかに変化させる二胡特有の技術、ポルタメントの解説をしていきます。
ポジション移動をしますので、レベル的には中級者以降向けになります。

前回はポジション移動を伴うポルタメントの中で、2音間をひと弓で弾くスラーにについて言及しました。
今回はスラーではなく、弓を切り返すときにおいての注意点を解説しています。

ちなみにポルタメントの種類については、以前の動画で解説していますので、そちらをご覧ください。

さて、前回のスラーと、今回の弓を切り返すのとではポルタメントは変わってくるの?という感じがしなくもないですね。。
聴こえ方としては…微妙に変わります。
もし音楽を専門的に学習してない方が、ポルタメントした二胡の音を聴いた時には、人によってですが印象が変わるでしょう。

そして弾く手法としては、意識しないとホントに無意識=成り行きでやることになります。
そのポルタメントする時にどのタイミングでポジション移動するのか?をしっかり意識した上で弾けた時は、ハッキリと分かるようになり、そのやり方は結構変わってくることが分かるかと思います。

今「どのタイミングで」と言いました。
そう、弓を切り返すときと、ポジションを移動するタイミングに種類があるのです。

それはポジション移動を伴わないポルタメントを解説した動画で取り上げた “↗” 記号を思い出せると良いです。
そして時に楽譜上には書かれてないことがほとんどなのですが、この “↗” 記号がポジション移動を伴う、弓を切り返すポルタメントの場合においては隠されています。

動画ではそのタイミングの種類を、実演を交えて解説しています。
その種類の違いを聴き分けられるでしょうか?

ぜひ聴き分けて、自分の技術として実践してみてください。

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